2018/7月中旬
気持ちの良い朝を迎え、前穂高岳とその北尾根が良く見えています。
朝6時出発のため、朝食はお弁当にしてもらい、まずは横尾を目指します。
横尾まではほとんど平らな道を約1時間ほど。
ここで朝食のお弁当を頂きます。
美味しいチマキでした。
横尾から本谷橋まではさらに、ほぼ平らな道を約1時間。
本谷橋から涸沢ヒュッテまでは比較的、緩やかな登山道を登って約2時間ほど。
涸沢ヒュッテ名物のおでんを食べながら見上げる絶景は格別です。
本当に天気に恵まれました。
ここから宿泊する穂高岳山荘まではザイテングラードを登って約3時間。
標高差約700mの急登を、ゆっくりと登ります。
ザイテングラードとはドイツ語で支尾根の意味。
この涸沢から穂高岳山荘につながる「ザイテングラード」は、一般登山道として有名です。
急傾斜に加えて、登山道の幅が狭いため滑落の危険性や、浮石の多さから落石の危険性が高い場所といえます。
特に危ない場所などには、鎖やハシゴが整備されていますが、上記のような危険性が高いことを理解したうえで登る必要があります。
穂高岳山荘直下の雪渓ですが、小屋の方が綺麗な階段を作ってくれていました。
ありがたいですね。
この日は、この小屋の手前とザイテングラード取付きの手前に雪渓が残っていましたが、こうした小屋の方々のおかげで、アイゼンもピッケルも使わずに済みました。
雪渓の残り具合は、年によって差がありますので、必ず穂高岳山荘や涸沢ヒュッテ等のHPの情報を確認しましょう。
少しでも不安な方はアイゼンとピッケルを携行しましょう。
14時半頃に穂高岳山荘に到着。
小屋前で昼寝をしたり、お酒を飲んだりと、多くの方々で賑わっていました。
もちろん、ご飯とお味噌汁はお替り自由。
この日の夕食は3回戦とのことでした。
夕食後は夕焼けの笠ヶ岳を楽しみました。
チェックイン時には、1枚の布団に2人といわれたのですが、お客さんの数が伸びなかったようで、1人1枚の布団で寝ることができました。
続く
長野県安曇野在住の登山ガイド。
憧れの北アルプスや南アルプスから関東近郊の低山まで様々な山をご案内いたします。登山未経験者の方も道具の購入からサポート致しますのでお気軽にお問合せ下さい!
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