20210619-22
先週は連続の八ヶ岳で、八ヶ岳ウィークでした。
美濃戸から硫黄岳-横岳-赤岳のラウンドと、麦草峠から入山して北八ヶ岳と南八ヶ岳の良いとこどりの縦走登山!
今回は2泊3日の麦草峠からの縦走をご紹介します。
ルートはこんな感じ
1日目:麦草峠→ 丸山→ 高見石小屋→ 中山→ 黒百合ヒュッテ
2日目:黒百合ヒュッテ→ 東天狗岳→ 根石岳山荘→ 硫黄岳→ 横岳→ 赤岳展望荘
3日目:赤岳展望荘→ 赤岳→ 中岳→ 阿弥陀岳→ 行者小屋→1 南沢→ 八ヶ岳山荘
お客様が遠方からお越しだったため、初日はコースタイム3時間で北八ヶ岳の森を楽しみながら黒百合ヒュッテを目指しました。
当日は雨予報でしたが思っていたよりも雨は弱く、森歩きをのんびりと楽しむことができました。
こんなに森が綺麗に見えるのも雨の日だからこそ。
苔が生き生きとしています!
ひとつ難点なのが、北八ヶ岳エリアは全体的にゴロゴロとした岩が覆っているため歩きずらいこと。
苦手な人は、なかなかコースタイム通り歩けないと思います。
実際は光の加減などでもっと綺麗ですよ!写真ではそれを伝えきれないのが残念。
森が綺麗だったこともあり、高見石小屋まで時間をかけすぎてしまいました、
ちょっと、、、、、反省。(笑)
それでも高見石小屋名物の揚げパンはしっかりいただきました!
ふわふわで美味しかったな~
軽めなので5種全部セットもペロリといけちゃいますよ!(個人的にはもう少し大きくしてほしい、、)
美味しいのでぜひ一度、ご賞味あれ!
雨で森は綺麗でしたが、当然景色は見られず。
ちなみに途中にある、丸山と中山の山頂は木々に覆われているため展望はありません。
そうこうしているうちに、黒百合ヒュッテに到着。
この日はピアノのコンサートがありました。
通常の宿泊代+1,000円で、約1時間のプロのピアノの生演奏+ワンドリンクなんて贅沢ですね。
ピアノとお酒で夜が更けていくのでした。
翌日は5時半の朝食を食べて出発!
出発の段階では、あまりすっきりとしない天気。
咲いているのはまだこの一輪だけのようでした。
小屋の方に教えて頂かないとまず見つけられない場所だったので、教えて頂けてラッキーでした。
自分が柵の中に閉じ込められているみたい。
小屋から30分ほどの地点。
徐々に天気も良くなり天狗岳もバッチリ
桜の中でも一番高いところに咲くタカネザクラ(別名ミネザクラ)も咲いていました。
垂れ下がっているのが雄花序、葉の間から立ち上がるツクシみたいなやつが雌花序。
高山植物の代表格のイワカガミもあちこちに。
黒百合ヒュッテから天狗岳に向かうと、少し手を使って歩くような急な岩稜帯がありますが、慎重に歩けば特段の問題ありません。
東天狗岳山頂からは西天狗岳や中央アルプス、南八ヶ岳、南アルプス、北アルプスなど360度の景色が楽しめます。
今回はお客さんの希望で西天狗岳にはいかずにスルーして、根石岳方面へ。
根石岳へ登る途中にはイワヒゲが咲いていました。
葉っぱが髭のようで、岩場に咲くことが名前の由来。
葉っぱが見分けのポイント!これでツツジ科の他の似た花との区別もバッチリ!
根石岳山荘をスルーして箕冠山(みかぶりやま)を通って、夏沢峠へ。
ヒュッテ夏沢と山びこ荘はコロナのため2021年シーズンは休業とのこと。
トイレも使用できませんのでご注意を。
夏沢峠から硫黄岳は標高差約300m。今回のルートの中でも頑張りどころです。
だいぶ登ってきました振り返れば、天狗岳や蓼科山が見えています。
硫黄岳の上りを頑張って登り切りました!
あとは一旦、硫黄岳山荘でのランチを楽しみに緩やかに下るだけ!
続く
登山ガイドオフィス sAn trail / サントレイル
長野県安曇野を拠点に信州の山々をご案内しています。
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