蝶ヶ岳でマイテントデビュー!

20211009-10

ちょうど一年ほど前、涸沢カールにテント泊でご案内したお客様からのご依頼で、今回もテント泊で蝶ヶ岳へ。

昨年の涸沢カールの時は、sAn trailのレンタルテントで初めてのテント泊登山を経験!

→ 一年前の記事はこちら 「秋の涸沢カールでテント泊」

今年はマイテントを購入したとのことで、蝶ヶ岳でマイテントデビュー!!

本当はもっと早くにマイテントデビューしたかったそうですが、コロナや悪天などでこの秋の時期に。

ちなみについ先日こんなイベントも担当させて頂いたのでぜひ!

山ガールネット×finetrack テント泊講習in 金峰山

※今回の写真はほとんどお客様からご提供頂きました!感謝~!

集合は穂高駅に朝6時半。

車でお迎えに行き、三俣の登山口へ移動。

朝7時半前には第一は満車、第二駐車場も満車に近い状態でした。

第一駐車場にキレイなトイレがあります。

そこから15分ほど歩くとで登山口に到着。

▼まずは登山口で登山届けを書き書き。

登山口で登山届を書く

普段で有ればネットで提出するのですが、この日はウッカリ忘れていました、、

ちょっと内股ぎみ、、。

▼お客様のザック(右)けっこう大きいですよね。

テント泊装備

60Lパンパンでした。

夢と希望と美味しいオヤツを持ってきて下さいました。

登山口から歩き初めて20歩くらいで蝶ヶ岳と常念岳への分岐が出現。

私たちは蝶ヶ岳方面へ。

ちなみにここから常念岳への道はThe 急登です。

▼沢沿いの気持ちの良い道を歩きます。

沢沿いの道

▼登山口から10分ほどで吊り橋が登場。けっこう揺れます

吊り橋

吊り橋を渡り、引き続き沢沿いの道を歩くと「力水」という冷たくて美味しいお水の水場があります。

▼途中にはニシキギ科のサワダツの実が

サワダツの実

力水から少し先の急な階段を登ると人気者登場!

▼ゴジラの木

ゴジラの木

ここはベンチもあるので一休み。

ゴジラの木の先は比較的なだらかで歩きやすい道を歩き、尾根に乗ると少し急になって所々に階段が出てきます。

▼ところどころにゴゼンタチバナの実も

ゴゼンタチバナの実

他にはマイヅルソウの実なども。秋を感じますねー!

ゴジさんから1時間ちょっと頑張ると次の休憩ポイント!!

▼まめうち平で一休み

まめうち平

ここは広くて休憩に最適です。

電波はdocomoとauは少しだけ入ります。(SoftBankは不明)

看板には堀金村と書いてあるのですが、今は合併して安曇野市。

この先しばらく、なだらかな道を歩くと蝶ヶ岳名物階段地獄が現れます。笑

階段嫌い!という人も多いかもしれませんが、山小屋の方々が整備してくれてると思うと頭が下がります。

本当によく整備された登山道なんです。

そしてこの階段エリアに入るとみんな写真を撮ることも忘れて黙々と登るので写真はありません。笑

▼階段エリアを抜けると同じく樹林帯も抜けます。

山頂直下。大滝山への分岐付近

ここまで来れば蝶ヶ岳ヒュッテまでもう少し!

▼テン場に到着!写真のテン場奥側から登ってくる形になります。

蝶ヶ岳のテント場

正直、テン場に着くまでいっぱいだったらどうしようかな〜と内心ドキドキしていました。笑

それでも風の影響が少ない安全地帯に無事に確保することが出来ました。

お二人ともテント装備で歩くのは初めてなのに、大体コースタイム通りに歩いて、13時15分頃に到着!

素晴らしい!

そしてお二人とも自分のテントを外で張るのは初めて〜

ということで、一からテントの張り方やコツをお伝えしました。

山でテントを張る際は、強風や雨などの悪天候の時にちゃんと張れるかが大切です。

快晴無風の日であれば、誰でも張れちゃいます。

これからテントを初めるかたや始めたばかりの方は、悪天の時にどうすると良いかを考えてみると上達が早くなると思います。

sAn trailでもテント泊講習をお受けしていますので、ご興味ある方は是非ご連絡ください!

sAn trailお問い合わせ

ちなみにお二人のテントは、finetrackのカミナドームとエスパースのソロアルティメイト!

どちらもモンベルなどに比べるとお高めですが、それぞれ良さがあっていいテントです。

簡単に紹介すると、、

  • エスパースのソロアルティメイト
    • 重さ、丈夫さ、居住性、扱いやすさのバランスがいいテント!
    • 軽量系のテントに比べるとちょっと重い
    • 安曇野にある会社(ヘリテイジ)が自社生産しているので修理の対応が早くて安め
  • finetrackのカミナドーム
    • 居住性が高いのに軽い!
    • 軽い分、生地が薄めなので少し弱い
    • こちらも国産メーカーなので修理の対応が早くて安め

よくどのテントがオススメ?と聞かれるのですが、その人次第です。

軽さ、丈夫さ、居住性、扱いやすさ、耐風性など、何を重視するかによって変わります。

自分がどこを重視するかで考えましょう!

あえてオススメするのであれば、ベーシックな全体的にバランスの良いテントがいいと思います。

アライのエアライズやトレックライズ、エスパースのアルティメイト、モンベルのステラリッジなど。

個人的にはバランスが良くて居住性が高いほうがいいので、エスパースのアルティメイトあたりかな~

軽さを求める人にはfinetrackのカミナドーム!!

こんなところでしょうか!

▼テントを張って山頂へ

蝶ヶ岳山頂にて

▼蝶ヶ岳来たらこの景色を見てほしい!

蝶ヶ岳からのパノラマ

テン場に着いた頃は槍穂高の山頂は雲の中でしたが、しばらくすると姿を現してくれました。

▼のんびりとコーヒーブレイク!

コーヒーを淹れるsAn trail 石島

豆とミルを持っていったので、お二人にコーヒーを振る舞いました。

逆にお客さんからは美味しいお土産。

フュ、フィ、ヒナ、フィナンシェなるものを頂きました。笑

▼エシレのフィナンシェとコーヒー

エシレのフィナンシェとコーヒー

エシレというフランスのバター屋さんで有名だそうです。

田舎者の私は知りませんでした、、(一応東京出身)

夕方にはガスに巻かれて夕景は見られず、、。

この日の晩御飯は私が振る舞いましたが。

▼まずは玉ねぎとベーコンを炒めます

調理

そして、、

▼クリームシチューペンネ完成!

クリームシチューペンネ

いつも通り写真を撮るのを忘れて、間がすっぽり抜け落ちてしまいました。笑

シメジやエリンギ、カボチャも入って具沢山です。寒い季節は暖かいものに限りますね!

▼家で和えてきたマリネを添えて

夕食

映え感は全くありませんが、味はそこそこイケてたんじゃないでしょうか。

お客さんも喜んでくれていた???

寝る前にはこれまたお客さんからのお心遣い。

▼蒸気でアイマスク!

テントで蒸気でアイマスク

山で蒸気でアイマスクなんて考えたことありませんでしたが、癒されました〜

▼さて翌朝の天気は、、

朝焼けの雲海と八ヶ岳

快晴の雲海!

日の出前に蝶槍を目指します。

▼後ろには御嶽山と乗鞍岳、霞沢岳も

御嶽山と乗鞍岳をバックに

▼ちょっと風は強いですがそんなの関係ねぇ!くらいの良い天気!

早朝の稜線散歩

▼日の出。右の山塊は八ヶ岳

日の出と雲海と八ヶ岳

▼朝焼けに染まる槍穂高と一緒に。

槍穂高と3人で

▼文句無し!朝焼けの穂高連峰と槍ヶ岳

穂高連峰と槍ヶ岳

▼蝶槍側から見る蝶ヶ岳山頂方面

蝶槍側から見る蝶ヶ岳山頂方面

奥の左端には富士山。

その右に甲斐駒ヶ岳や北岳が連なる南アルプス。

蝶ヶ岳の右後ろには中央アルプスも。

▼穂高連峰&槍ヶ岳と。

朝焼けの穂高と

こんなに天気が良いと思っていなかったのでお2人も大喜び!

▼蝶槍でパシャリ

蝶槍にて

しばらく景色を満喫して蝶ヶ岳のテン場にGo back。

テントの撤収もまた練習。

そしてパッキングもまた練習。

慣れないうちは時間がかかりますが、これが慣れて来るとすぐ終わるようになるんですよね。

経験を重ねるのが一番!

▼ずっと見ていたい景色

快晴の槍穂高と蝶ヶ岳山荘

下山は長塀尾根から徳沢へ。

長塀と書いて「ながかべ」と読みます。

読めないですよね〜

▼絶景を名残り惜しみながら長塀尾根へ

槍穂高を惜しむ

▼ナナカマドの実が鮮やか

ナナカマド

長壁尾根はただただ長い、針葉樹の森。

修行系です。笑

▼シラビソの樹液の匂いでリフレッシュ

シラビソかオオシラビソか

退屈な歩きを紛らわせます。笑

▼約3時で徳沢に下山!

徳澤園

▼徳澤園で美味しいランチ。高菜チャーハン!

徳澤園の高菜チャーハン

さらにピザもご馳走になってしまいました。

ご馳走様でした!

▼明神館からの明神岳もバッチリ

明神岳5峰

今回は天気に恵まれ、初めてのマイテント泊は良い思い出になったんじゃないかな?

テント泊登山は登った分、経験した分だけ色んなものを得ると思うので、
是非これからもガンガンテントを担いで登ってくださいね!

そろそろアルプスは雪山シーズン。

残りのシーズンも安全に行きましょー!

【登山ガイド sAn trail/ サントレイル 代表ガイド 石島竜平】
長野県安曇野を拠点に信州の山々をご案内しています。

憧れの北アルプスや南アルプスデビューや、低山ハイクからの登山デビューのお手伝いも行っています。登山未経験者の方も道具の購入からサポート致しますのでお気軽にお問合せ下さい!

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