春山バスで乗鞍岳へ！大パノラマとライチョウに出会う！

20210508

乗鞍高原と位ヶ原山荘をつなぐ春山バス。
片道1,500円、往復料金は3,000円。

このバスがないと三本滝レストハウスから歩かないといけないので山スキーや登山をやる人にとっては恵みのバスです。

特に登山者にとっては、この時期の乗鞍岳日帰りのハードルがぐっと下がるので助かりますね。

その分、事故が増えているような気もしますが。

今回はこの春山バスを使って乗鞍岳に登ってきました。

ここから歩きだします。今年も雪が少ない。

この急坂を上りきると乗鞍岳の最高峰である剣ヶ峰が見えてきます。

ちなみに乗鞍岳は23の峰からなる山の総称で、その最高峰が剣ヶ峰です。

開けていて気持ちはよいのですが、ガスってしまうと道迷いしやすい典型的な場所なので要注意！
そして風もよく抜ける場所なので風対策も重要です。

肩の小屋口のトイレの脇を通って、肩の小屋のあるコル方面から山頂を目指します。

降雪後などは雪崩の危険性がある場所なので注意。
ビーコン、プローブ、ショベルの3種の神器はお忘れなく。

ソロだったとしても乗鞍のような人が多く入るエリアでは、雪崩に巻き込まれたときに助けてもらえるかもしれませんし、自分が助ける側になれるかもしれませんので持っていきましょう。

剣ヶ峰手前にある蚕玉岳・朝日岳への上りの最後のほうは急なので、慎重に登りましょう。

山頂からの景色

気持ちの良い青空は見られませんでしたが、高曇りだったので周りの景色は遠くまで見ることができました。

特に穂高や笠ヶ岳・裏銀座方面は何度見てもいい景色！

・手前から笠ヶ岳・黒部五郎岳・薬師岳が前後にかぶっているので少しわかりずらい。
・水晶岳の左隣に真っ白な立山が見えています
・焼岳は周りの山に比べると500mくらい低いので目立たない

下山は少し寄り道をして、ライチョウさんに会ってきました。

ちょうど繁殖期なので、つがいになってなわばりを形成している時期です。

オスはなわばりに他のオスが入ってこないよう、メスを横取りされないように見張り行動をするため、
この春の時期が一番ライチョウを見つけやすいかもしれません。