20210619-22
前回の記事はこちら➡ 苔の森とツクモグサ咲く八ヶ岳縦走①
硫黄岳山荘でキャベツたっぷりのラーメンを食べ、横岳を目指します。
硫黄岳山荘の近くには咲き始めたばかりのウルップソウが!
ウルップソウは花序の下から咲いていくので、この花はまだ下のほうしか咲いていませんでした。
横岳への登りの途中にはチシマアマナやキバナシャクナゲが見られました。
キバナシャクナゲは横岳から赤岳のあいだの色んな所で見ることができました。
横岳界隈は鎖場や梯子が多数出てきます。
岩場歩きに慣れていない人は慎重に歩きましょう。
今回は、ロープをつないで歩きました。
ロープがないと歩けないということはありませんが、ガイドとして安全第一。
横岳の鎖場が始まるあたりから、この時期の目玉と言ってもいい、ツクモグサが見られます。
特に三叉峰から先はツクモグサパラダイス!この時期の八ヶ岳ならでは!
ツクモグサは、北海道と北アルプスの白馬岳・雪倉岳、八ヶ岳の横岳でしか見ることができません。
白馬岳と雪倉岳では、開花時期が残雪期登山になるので少しハードルがあがりますが、
八ヶ岳であれば雪もなく、比較的上りやすいんじゃないでしょうか。
鎖場はありますが、、。
開花の期間は短いので、ツクモグサを見たいという方は硫黄岳山荘のフェイスブックページなどを参考にしてみてください。
こちらも開花の期間が短く、見られる山も限定的なお花のチョウノスケソウ。
小判型の葉が特徴です。
だいぶ歩いてきました。
もうひと頑張りで本日のお宿の赤岳天望荘です。
岩場の隙間には、クモマナズナ。
アブラナ科のお花で、花弁が4枚です。
葉はとがったような形で、星状毛が密生するのが特徴です。
よく似たこちらは、同じアブラナ科のミヤマタネツケバナ。
こちらのほうが背丈が低く、よく見ると葉っぱが全然違います。
こちらの葉は羽状複葉といって、7枚ほどの小葉が鳥の羽のようにセットになっています。
オヤマノエンドウ。
マメ科のお花で、エンドウのような花で山に咲くことが名前の由来。
ザ!マメ科のお花!って感じです。
ちなみに葉もマメ科らしく羽状複葉です。
ここまでくれば、もう赤岳天望荘はすぐそこ!
黒百合ヒュッテからいっぱい歩いてよく頑張りました!
お疲れさまでした!
夕食は、鳥の丸焼きと炊き込みご飯、山菜など!
朝食は、大きめなサバの味噌煮とミートボールなど。
夕食も朝食も結構ボリューミーなので、小柄なかたは全部食べられないかもしれません。
特に夕食の鳥の丸焼きはかなり大きいです!
夕食の後は夕焼けタイム。
この日は、ガスに包まれて見られないと思っていたのですが、しばらくするとガスが晴れていい感じに!
赤岳天望荘の大部屋はコロナ対応のため現在工事中でした。
今は基本的に個室対応ということでかなり快適!
翌日も天気が良く、綺麗な朝日を見ることができました。
朝日の後は朝食を食べて、赤岳へ。
朝から急な登りは、なかなかツライかもしれませんが、
これを登り切ったら八ヶ岳の最高峰!と思って頑張ります。
赤岳の上りはどこのルートから登っても、途中に鎖場があるなどしてかなり急です。
疲れているときや、岩場歩きに自身のない人は要注意。
富士山や南アルプス、中央アルプスなどが良く見えていました。
この日の北アルプス方面は霞んでよく見えませんでしたが、運が良ければみられますよー
山頂からの下りも鎖場が出てくるので、ロープを出すなどして安全に下りました。
阿弥陀岳方と文三郎尾根の分岐までは急な鎖場が続き、文三郎尾根に入るは長い階段が連続します。
階段が嫌な人もいるかもしれませんが、個人的には開放感があって好きな道です。
私たちは、分岐から中岳を経由して阿弥陀岳へ。
阿弥陀岳の上りもハシゴや鎖が連続し、少し脆い岩場やザレ場なので、落石や転落に注意が必要です。
阿弥陀岳を登った後は、行者小屋へ下り南沢をとって下山。
南沢は針葉樹と苔の綺麗な沢沿いの道ですが、阿弥陀岳からの写真をほとんど撮っていませんでした、、、
下山後は八ヶ岳山荘さんで、カツカレー!!
初めての八ヶ岳縦走お疲れ様でした!
登山ガイドオフィス sAn trail / サントレイル
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