20210716-18
剣ヶ峰には登山道がない為、登ることはできません。
空の青と池の青が鮮やかで美しい!
紺屋ヶ池のすぐ脇の雪の上に登山者が見えています。
もう少し下ると翠ヶ池が見えなくなり、油ヶ池が見えてきます。
紺屋ヶ池の脇の雪の上を通り、写真では見えていませんが、この先に翠ヶ池へ。
翠ヶ池から大汝峰に向かうのですが、登山道はぐるっと蛇行してだいぶ大回りをして登り口にとりつきます。
途中にある血の池。後ろに見えているのは剣ヶ峰です。
岩ゴロゴロで少し急な登山道を20分ほど登ると大汝峰の山頂!
左に剣ヶ峰、右に御前峰。
左下の大きな池が翠ヶ池。
順に紺屋ヶ池、油ヶ池、血の池と通ってきた池が全部見えています。
石垣で囲われた中に大汝神社はあります。
大汝峰から室堂方面に戻る人が多いのですが、私たちは四塚山を目指して北側へ。
いい感じに登山道が続いています。
大汝峰の北側にもクロユリが咲いていました。白山には本当にクロユリが多い!!
これでオチョウズバチと読むそうです。読めないって。
途中には花もたくさん!
白山の名を冠したハクサンシャクナゲ!
イワギキョウによく似たチシマギキョウとの見分けは花冠に毛があるかないか。無いのがイワギキョウ。
あとはイワギキョウの方が上を向いて咲くことが多く、チシマギキョウの方がシワシワして花冠が少し長めな印象です。
目的の四塚山の山頂!
正確には四塚山に山頂には道がなく、すぐ脇の北竜ヶ馬場で一休み。
ここにはハクサンコザクラがたくさん咲いていました!これまた白山の名前を冠した植物。
来た道を戻り、大汝峰の西側の巻道を通って室堂に戻ります。
千蛇ヶ池分岐からは御池巡りコースを通って室堂へ。
高山に咲くナナカマドにはタカネナナカマドとウラジロナナカマドがありますが、高山でも意外と普通のナナカマドが混じっていたりします。
タカネナナカマドは一箇所からでる花の数が少なく、葉がテカテカしています。
やっと到着!
今日は一日中よく歩いてよく花を楽しみました!
晩御飯の前にお客さんが持ってきてくれた、お菓子とハーブティーで優雅なティータイム。
ハンバーグ以外はおかわり自由。
晩御飯を食べて翌日の別山縦走のために身体を休めます。
3日目の朝も最高の天気!
4時半頃の素晴らしい朝焼けを見て、5時頃に出発です!
南竜山荘から室堂への登りはトンビ岩コースを使用しましたが、下りはエコーラインから南竜山荘へ。
なんだかいい一日になりそうです!
小さくてわかりづらいですが、写真奥に大キレットから穂高岳と乗鞍岳が見えています。
南竜山荘を通り過ぎで、テント場を経て別山への縦走路に向かいます。
と、その前にテント場で休憩して朝ごはん。
室堂の朝弁当は外見はチマキのようなササ?の場で包まれたお弁当。酢飯なのでサッパリとして食べやすい感じ。
南竜山荘のテン場からは、一度沢に下り、そこから急な九十九折の登山道をしばらく登ると気持ちの良い稜線に乗ることができます。
その先、少し長めの雪渓があるので軽アイゼンを持って行くことをオススメします。
高山植物がいきいき。
白山の最高峰である御前峰の名前を冠した高山植物。
タチバナの部分はミカン科のタチバナの花に似ることに由来すると思われます。
あとは実がカラタチバナという植物の実に似るからという説もあるみたいです。
イワイチョウは葉がイチョウのような形で、秋には綺麗な黄葉を見せてくれます。
こちらも白山の名前を冠した植物。
テガタチドリと共に高山でよく見られるラン科のお花。
右端が別山。左の道が白山室堂方面。
中央に北アルプス、乗鞍岳、御嶽山
日頃の行いが良いのか、一日中いい天気。
シナノキンポウゲやミヤマダイコンソウと区別がつかなくなっちゃう人がいますが、シナノキンバイの花は明らかに他の二つよりも大きいです。
お客さんに撮っていただきました。
コバイケイソウの群生が本当に素晴らしかった!
白山の名を冠した植物。今回のブログ内でも結構な数のハクサン~を紹介しましたね。
ハクサンタイゲキは白山大戟と書き、トウダイグサ科 トウダイグサ属の植物です。
大戟(タイゲキ)とはトウダイグサ科の植物由来の漢方薬だそうで、トウダイグサ科の植物の多くにタイゲキと名前が付けられています。
花と景色を楽しみながら歩けば、長い道のりもあっという間!
標識が途中で切れちゃってますが、白山の下に別山と書かれています。
よく見ると、白山室堂と南竜山荘の建物が見えています。
見つけられましたか??
小さくチブリ尾根の避難小屋がみえています。
チブリ尾根をピストンして別山に登るツアーなどもありますが、個人的にはあまりおススメしません。
チブリ尾根は長くて大変なので、片道どちらかにしたいところ。
避難小屋の手前で別山を振り返ります。
もうだいぶ降りてきた感じがしますが、チブリ尾根の下山はまだまだこれから。
避難小屋で休憩をして少し下ると、ササユリの群落に出会うことができました。
ササユリによく似たヒメサユリという花がありますが、そちらは葯の色が赤ではなくオレンジ色をしていて、新潟や山形などの東北方面で見ることができます。
一度にこんなに多くの花をつけるササユリは珍しい!
ササユリに混じってニッコウキスゲも!お隣さんはカラマツソウ。
ここから先、樹林帯に入り大きなブナの木や冷たい水が飲める水場に立ち寄って下山しました。
さすがに下れば下るほど熱く、下界はうだるような暑さでした。
かと思えばこの投稿を書いている今(8/14)は秋のに涼しいここ数日。
8月くらいは夏らしい天気で会ってほしいところです。
最後に樹林帯で見かけるお花です。
ホトトギスと名の付く植物は斑点模様があり、この斑点模様が鳥のホトトギスの模様に似ているというのが名前の由来。
【登山ガイド sAn trail/ サントレイル】
長野県安曇野を拠点に信州の山々をご案内しています。
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