20210716-18
クロユリ咲く白山を求めて大移動!長野から石川県まで車で約5時間。
今回は白山山頂だけでなく四塚山まで足を伸ばし、帰りは別山へ縦走してチブリ尾根を下山して、白山を満喫するプランでご案内です。
1日目に南竜山荘泊、2日目に白山室堂泊です。
本当は1日目に白山室堂、2日目に南竜山荘泊のつもりだったのですが、予約が取れず逆にすることになりました。
でも初日は梅雨明けで夏山の始まりだったことや、移動疲れもあったので初日は短めで結果オーライ!
白山は砂防新道と観光新道を使って1泊2日で一周するパターンが多いのですが、せっかく白山に行くなら、今回のプランのようにのんびり時間を使って花を楽しむ山行がオススメ!
初日は別当出会から砂防新道へ入り南竜山荘へ向かいました。
砂防新道は写真奥の吊り橋へ。
最初がとても急ですが、良く整備されていて本当に歩きやすい道です。
まずは樹林帯歩きからスタート。
早速色んな花が出てきます。
女の子の名前のようですが樹木の名前。花が少しピンボケしてしまいました。
猫が酔狂することでも有名な蔓性の植物です。花は葉の下に隠れていることが多いので以外に見たことは少ないんじゃないかと思います。
花が目立たない代わりに、花の咲く時期に葉が白くなり、花のように見せて虫を呼んでいます。
マユミに続いて女の子の名前のような樹木。
花が終わると赤い小さな実を多数つける。
砂防新道は石畳みのような歩き易い道です。
ハクサンなのでハクサンチドリと言いたいところですが、こちらはテガタチドリ。
ハクサンチドリはあとで出てくることでしょう。
ハクサンの名を冠した代表的な花の一つ
ちなみにハクサン〜と名前の付く花は18種類あり、ゴゼンタチバナのような御前峰などの名前を含めると30種類以上あるんだそう。
壺型で色が黄緑色のためとっても目立たない花。
ニッコウキスゲは高山で見られる代表的なユリの花。存在感があっていいですね!
ここまでくればもうあと少し!
2日後に再びここを通るときにはもうだいぶ溶けていました。
高山帯の草地で良く群落が見られる花。
キンポウゲの花は英語でバターカップといい、花弁の内側がバターを塗ったカップのようにテカテカとしています。
南竜山荘の中の写真は取り忘れちゃいましたが、2段の蚕棚方式でコロナのこの時代なので広々使える感じです。
ちなみに浄化槽があるようで、歯磨きするときには歯磨き粉OK。
2日目はトンビ岩コースから室堂に向かい、室堂から御前峰へ。
御前峰から大汝峰を経由して四塚山へ。
四塚山からの戻りは大汝峰の東側を巻いて池めぐりコースから室堂へ戻るコースです。
なくても歩けますが、心配な方は軽アイゼンを持って行きましょう。
この日は本当に遠くまでよく見えていました。
ブルーベリーのような実がなります。クロマメノキと間違われやすいのですが、花も実も形が少し違います。
白山と言ったら黒百合と言っていいほどクロユリがたくさん見られます。
花の香りは臭いのですが、なぜか人気なクロユリなんです。
ツマトリソウは真っ白で可憐な花。個人的に好きな花の一つです。
こちらもハクサンの名を冠した花です。雪解けの直後に見られる花で、比較的早い時期に見頃を迎えます。
ここは平らなのでアイゼンはいりません
白山神社の奥宮は白山の山頂である御前峰にあります。
ここが全国にある白山神社の総本宮。
白山は古くから山岳信仰の場として仰がれてきた山で、富士山、立山と並んで日本三霊山とされています。
ここ休憩してから白山の山頂へ向かいます。
今年はコバイケイソウの当たり年のようです。
この先の四塚山方面や、別山ん方面でもいたるところでコバイケイソウの群落がみられました。
白山神社の祈祷殿のすぐ裏にクロユリがたくさん群生しています。
いやー、ホントにいい天気。
クロユリとクルマユリは見た目に反して臭い花代表。
白山の山頂である御前峰に到着!
白山はこの御前峰や大汝嶺、剣ヶ峰などの総称になります。
乗鞍岳や八ヶ岳と同じで、厳密には白山という単独の山は存在しないわけですね。
他にも、乗鞍岳や御嶽山などもバッチリ!
この日は本当に恵まれていましたね~!
【登山ガイド sAn trail/ サントレイル】
長野県安曇野を拠点に信州の山々をご案内しています。
憧れの北アルプスや南アルプスデビューや、低山ハイクからの登山デビューのお手伝いも行っています。登山未経験者の方も道具の購入からサポート致しますのでお気軽にお問合せ下さい!
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